Rider : Jun Adegawa
Board : Naish Hokua 7`3LE
Photo: Kurebayashi
SUPで波乗りが出来るようになってくるとよくいう”リッピング”というテクニックが次の目標になってくるとおもいます。
その中でも初歩的な技術であるオフザリップをここで紹介しますね。
これをメイクするにあたって大切なのはスピード、深さ、あとはリップへのアプローチとなってきます。
テイクオフするさいパドルをしながらどのように波がブレイクしていくかあらかじめ予測。
スピードが足らないと思ったらここでパドルをするのもいいですが、このようにパドルをフェイスに触るようにしてターンのタイミング取りをすると特にサイズがある波のときはこのあとのボトムターンが楽になります。
このままダウンザラインしていくのもありですが一度ここでボトムに縦に降りるように意識してください。
ターンへのためを作る感覚ですね。
ここでボトムターン、ボトムターンのときよくレイルを踏みすぎてしまっている方を見ますがレイルへのプレッシャーはそのときのスピードに比例してかけるのであくまでも力強くレイルを入れるのも必要ですが最初はテイル側のレイルを優しく踏み込むような感覚で。
ここで視線はリッピングをしたい場所だけを見続けてください。
それと同時にターンの支点にしていたパドルを今度はリッピングをかけるポイントに運ぶような感じでボードをリップに当てる準備をしておきます。
ここまできたらテイルだけへの荷重を意識して….
リップに当てた瞬間は体の力をすべて抜いて波に任せるようにするとボードのかえりがよくなります。
ここで前足に意識がいくとボードが戻らなくなってしまうのであくまでも波にまかせて胸をボトム方向に向かせることに意識を集中。
リエントリーするときはあくまでも体の力を抜いてライディングに備えて….
ここで体のバランスが崩されそうになったらパドルをホワイトウオターに押し込んでバランスをとることができます、SUPの場合ボードがでかいのでリエントリー時の衝撃が強いので十分膝を曲げて着水してください。
オフザリップのポイントは先にも伝えたように。
大切なのはスピード
深さ
あとはリップへのアプローチ
スピードがなければ深いターンをしようにもできませんし、深さがなければSUPボードの長さ分を縦に上げていかなくてはいけないのでスペースができません。
いい波の時はどうしても普通に乗るだけでも気持ち良くなってしまうのでワイド気味のブレイクの時などオフザリップの練習には最高です。
リッピングしてボードが戻ってきたときの感覚は最高ですよ。
レギュラーフットバージョンも。